ミラノサローネ報告会2017★


AICA ミラノサローネ報告会☆

ミラノサローネは、イタリアのミラノで毎年4月頃に1週間開催される「国際家具見本市」。35万㎡という広さに様々なメーカーやブランドの展示ブースがあり、1週間あっても見きれないほどです。35万㎡というと東京ドーム11個分。

そんな見本市に日本のメーカーが訪れ、今年のトレンドを吸収し報告会が開催されます。今年もその時期がやってきました。まず最初はメラミンやポリなどの化粧板でおなじみのAICAさんです。

ミラノサローネでは奇数の年は照明・オフィス、偶数の年はキッチン・浴室が多く展示され、今年は照明が多く展示される年にあたります。
2014年あたりからトーンを落とした色彩が多く取り入れられ、グレーやベージュなどで統一感を出すインテリアが主流になり、差し色に発色のいい色をもってくるところは2017年も変わらず、少し前は青やオレンジでしたが今年はテラコッタ(イタリア語で焼いた土)を取り入れるブランドのブースが目立ったようです。このミラノサローネで配信されるトレンドカラーはファッションにも通じていて、テラコッタカラーの服を着ている人は今年街でもよく見かけます。2015年からは木やレザーなどの素材を生かしはじめ、2016年では大理石やセラミックなども用いられるようになりました。今年はサハラノワールやカラーマーブルといった石に色がついたものが主流のようです。そして新たにワーム系のゴールド色やサーモンピンク、サーモンピンクとターコイズのグラデーションなどが新しいトレンドで取り入れられているようです。

日本のデザイナーもミラノサローネの常連になりつつあり、吉岡徳仁さん・「nendo」の佐藤オオキさんさんなどはミラノサローネではお馴染みの顔ぶれであり、海外からの来場客にも人気だそうです。吉岡徳仁さんは倉俣史朗さんと三宅一生さんのもとでデザインを学び、33歳で自分のデザイン事務所を設立されました。今でもISSEY MIYAKE の時計のデザインや、YAMAGIWA の照明、化粧品の「SOQQU」のボトルデザインなど、日本でも大変活躍されています。日本のデザイナーが世界に配信されるトレンドの中心のイベントに参加していることは本当にうれしい☆

2017年の注目キーワードとして、可動式デザイン・テラコッタ・サーモンピンク・レアウッド・人口突板・ラグジュアリーな金属・デザインアート。このキーワードを頭の片隅において街中を歩いてみると、イタリアのミラノで配信されたトレンドが日本に届いているのを感じることができるかもしれませんね。

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